2014年01月11日

聖夜乙女雪乃 終章(fin)

女王蟲を倒してから数日後。

私たちはモノクロームの世界にいた。

女王蟲を撃破したからといって、この世界の化け物が全滅したわけではない。

だから、私はネージュと一緒に今日も化け物を退治している。

//ネージュ
「そっちはどう?」

化け物を倒したネージュがこちらに問いかける。

ネージュも魔力が回復して絶好調のようだ。

//雪乃
「問題ないわ」

私も倒した化け物を見下ろしながら答える。

女王蟲を撃破したことによって、化け物たちは弱体化していた。

その中でも多少強かった化け物たちは、女王蟲の死を知ってどこかへと退散している。

残ったのは本当に雑魚といって良いほどの化け物だけだ。

それらは死地を潜り抜けた私たちの相手になどならない。

私たちは一方的に化け物たちを掃討して行った。

//ネージュ
「この辺にはもう化け物はいないわね」

ネージュの言う通り、辺りに化け物の気配はない。

私は安心して警戒を解いてネージュの側へと駆け寄っていく。

//ネージュ
「お疲れ様」

//雪乃
「そっちも」

私たちは顔を見合わせて笑い合う。

まだまだ残った化け物を掃討していかないといけないだろうけど、女王蟲がいなくなったのでもう増えることはない。

ネージュと二人、ゆっくりじっくりやっていけばいいのだ。

そして、私たちが化け物を倒せば倒すほどこの辺りで人々が苦しむことはなくなっていく。

それはとても嬉しいことだ。

だから私はまだまだ頑張れるのだ。

/サンタ/少女
「どうかしたの?」

//雪乃
「ううん、なんでもない」

//ネージュ
「そう、もしかして疲れてる?」

//雪乃
「まさか、全然疲れてないわ」

たくさんの化け物を倒したけれど、まだまだ疲れてなどいない。

ネージュにもそれがわかったのだろう。

彼女は続けてこんなことを言って来た。

//ネージュ
「それじゃあ、他の化け物を倒しに行きますか」

//雪乃
「そうね」

ネージュの提案に私も頷く。

私たちが化け物を早く倒せばそれだけ平和が近くなるのだ。

私がネージュの提案を断るわけがなかった。

//ネージュ
「もう少しで化け物もいなくなるから、頑張りましょうね」

//雪乃
「もちろんっ!!」

私たちは化け物を探して歩き出す。

歩きながら思う。

一杯酷い目に会わされて、化け物にいいようにされて。

泣いたり苦しんだり悲しんだりしたけれど。

それでも、それでも自分が他人の為の何かになれるってことが嬉しかった。

他人に必要とされる存在になれるんだってことが嬉しかった。

私がそんな風に変われたのは、全てネージュのおかげだ。

私の隣を歩いているネージュを見る。

//ネージュ
「なに?」

私の視線に気がついたネージュが私を見る。

//雪乃
「あ、あのね」

//ネージュ
「うん?」

//雪乃
「あのね、ありがとね」

//ネージュ
「ど、どうしたのよ突然」

私の言葉にネージュが驚く。

こんなこと言うキャラではないけれど、私はどうしてもネージュに伝えたかったのだ。

//雪乃
「私は、あなたのおかげで世界が虚しいものではないということがわかったの」

//ネージュ
「…………」

ネージュは黙って私の話を聞いてくれている。

だから私はゆっくりと言葉を続けた。

//雪乃
「それに、あなたがいたから、私は一人じゃないって思えた。私が変われたのは全部あなたのおかげなの」

恥ずかしくて私は自分の服の袖を握る。

どうしてこんなに恥ずかしいのだろう。

いっそ言うのを止めてしまおうかとも思う。

でも、伝えなきゃ、伝えなきゃいけない。

ここで言わないともう切欠が掴めない気がしてしまう。

だから私は、大きく息を吸って心を落ちつかす。

それからネージュの方を見て、ゆっくりと口を開いたのだった。

//雪乃
「だから、だからね、ありがとう」

//ネージュ
「あっ……」

//雪乃
「私はあなたのおかげで色々なことを知ることが出来たの。だから、本当にありがとうね」

ネージュに伝えて、照れくさそうに微笑む。

私の言葉を呆気に取られて聞いていたネージュはブンブンと首を振った。

//ネージュ
「ううん、お礼をいうのはこっちの方、私だってあなたにどれくらい助けられたのかわからない」

//雪乃
「そ、そんな」

//ネージュ
「女王蟲を倒したのだってあなただし、私の方こそありがとうだよ」

ネージュはそういって私の手を強く握る。

そのまま暫く見詰め合う私たち。

//ネージュ
「ぷっ、くくっ……」

//雪乃
「くっ、くふっ……」

やがて私たちはどちらかともなく笑い出す。

//ネージュ
「あはっ、あはははははっ」

//雪乃
「な、なに笑ってるのよっ」

//ネージュ
「あ、あなただって……あ、あははは」

モノクロームの世界に私たちの笑い声が響く。

まだまだ私の人生は続き、女王蟲の残した相手とも戦う日々は続くことだろう。

そして、もしかしたらまた女王蟲が現れるかもしれない。

だけど私の隣にはネージュがいてくれる。

それに、これからの自分は今までよりもずっと前向きに戦っていける。

ネージュと一緒に笑いあいながら、私はそう感じていた。



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聖夜乙女雪乃 終章(8)

//雪乃
「うぁぁぁぁっ!? な、なにっ……お、お腹っ……何かっ……く、来るっ!!」

下腹部で何かが暴れているかのような衝撃が私を襲う。

//雪乃
「ふぐぅっ!! うあぁぁぁっ……な、なんでっ……くっ……くふぅっ……うっ、うぁぁぁぁっ!!」

激しい痛みに耐え切れなくなった私は、痛みの原因を取り除く為に下腹部に力を入れていきむ。

私がいきむと私の下腹部で何かが蠢いているのがわかる。

//雪乃
「な、なんで……一体なにが……うくっ……くぅぅぅっ!!」

いきみ続ける私の下腹部から熱が放出されていく。

//雪乃
「ふぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

熱が放出されていく度に、私の身体が快楽に震えていく。

//雪乃
「な、なにこれっ……き、気持ちっ……いいっ……うはぁぁぁっ……あっ、ひぁぁぁぁっ!!」

考える間もなく、私の身体が快感に支配されていく。

身体中が痺れて自分の意思とは裏腹に私は絶頂を繰り返してしまう。

//雪乃
「ふぁぁぁぁぁっ!! な、なんでっ……くはぁっ……あ、あひっ……うぁぁぁぁぁっ……き、気持ちっ……いいっ……くはぁぁぁっ!!」

ビクンビクンと絶頂に達しながら、私は身体を痙攣させる。

全身が快楽に犯されていき、私はだらしなくヨダレを流しながら喘ぎ続けてしまう。

//雪乃
「ひっ、いいよぉっ……き、気持ちっ……いいっ……ひぁぁぁっ……あ、ま、またっ……イッ、イッちゃうっ……イッちゃうよぉぉぉっ!!」

もう何度目かもわからない絶頂。

頭はすでに考えることを止めて、快楽だけを貪っている。

//雪乃
「ま、またっ……またイッちゃうっ……イッちゃうよぉぉっ!!」

顔を汗と涙でグチャグチャにしながら、私はもう何度目かもわからない絶頂へと達してしまう。

それでも、下腹部の疼きは何度も絶頂に達したおかげで、やっと治まってきた。

//雪乃
「ふぁぁぁっ……はぁっ、はっ……はぁぁぁっ……うぁぁぁ……」

荒波のような快楽が去っていき、私は残された心地よさに身体の力を抜いていく。

私の股間から出て行ったモノのせいで、私の股間はパックリと拡がっている。

だけど痛みにはない。

それどころか、心地よさと恍惚感の中で私は安らいでいた。

このまま気持ちよく眠れそうだ。

『このままずっと眠っていられたら幸せ……なのかな?』

絶え絶えの意識の中でそんなことを思ってしまう。

ここは心地よくて気持ちが良い。

こんな風に安らげるのなら、このまま眠り続けるのも悪くない。

いや、そっちの方が何万倍も良いと思う。

『そうだ、そうしよう……私を心配する人なんて、誰もいないのだから……』

意識を深い場所に沈めようとした瞬間、ふと私の脳裏に誰かの姿が浮かぶ。

それは、ネージュの姿だった。

//雪乃
「あ……」

私の意識が繋ぎ止められる。

そうだ、私には私のことを待っている人がいる。

ネージュがいる。

私にもいるのだ。

この何もない世界とは別に、自分のことを受け入れてくれる存在が。

ネージュというかけがえのない友人の存在が私にもいる。

彼女は、ずっと誰にも相手にされなかった自分を初めて認識してくれた。

その人がいない場所で一人でいても寂しいだけだ。

//雪乃
「だったら、だったら私が帰る場所は一つしかない」

身体に力を込める。

疲れきっていたはずの私の身体は、それでも私の思いに答えてくれた。

//雪乃
「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」

拳を握って絶叫する。

その瞬間、私を覆っていた世界にヒビが入って割れていく。

ヒビの向こうに私のいた世界が見える。

そこは決して居心地の良い世界ではないけれど、私はそこに再び戻っていくことになる。

後悔は無いと言えば嘘になるだろう。

だけど、私はもう迷わない。

あの世界ではネージュが待っているのだから。

//雪乃
「はっ!!」

ヒビの先へと飛び込んだ瞬間、私は意識を取り戻した。

//雪乃
「な、なにこれっ!?」

意識を取り戻したとき、私の身体は全身が精液まみれにされていた。

そして、目の前には女王蟲の姿。

どうやら私は女王蟲の精神攻撃に犯されていたのだろう。

心にまで忍び込んで嬲ってきた女王蜂への怒りがこみ上げてくる。

//雪乃
「なっ!!」

怒りに支配されつつあった私の視界にネージュの姿が映る。

ネージュもまた、自分と同じように身体中を女王蟲の精液で汚されていた。

//雪乃
「このぉっ、よ、よくも、よくも私たちをっ!!」

怒りに拳を握って歯軋りをする。

女王蟲の精神攻撃にはまってしまったのは私たちが弱かったからだ。

確かにあの一瞬は幸せに満たされてはいたけれど、孤独の王国での快楽なんて虚構にしか過ぎない。

だけど、そこに私が惹かれていたのは事実だった。

そんな自分に腹が立つし、私の弱みに付け入ってきた女王蟲にはもっと腹が立つ。

//雪乃
「うぁっ、うぁぁぁぁぁっ!!」

自分の情けなさに絶叫する。

だけど悲しんでばかりはいられない。

女王蟲はまだ私の前に健在なのだ。

悲しむのは女王蟲を倒してからでも遅くは無い。

私は怒りを魔力に乗せて解き放っていく。

自分でも信じられないくらいの力が身体の奥から湧き上がってくる。

//雪乃
「これなら、いけるっ!!」

溢れそうなほどの魔力が身体中に行き渡る。

自分でも信じられないくらいの力に驚いてしまうが、それだって後でいい。

今はただ目の前の女王蟲を倒すことに集中するだけだ。

//雪乃
「覚悟なさい」

女王蟲を見据えて、私は腰を落として構える。

そして、大きく息を吸うと、私は一気に女王蟲の懐へと走り出した。

//雪乃
「りゃぁぁぁぁぁっ!!」

身体が軽い。

まるで全身が羽になったかのような感覚。

私の接近に気がついた女王蟲が触手を伸ばして攻撃をしかけてくる。

だけど、私にはその攻撃がスローに見えた。

//雪乃
「こんなのっ、くらわないわよっ!!」

女王蟲の触手を一本一本華麗にかわしていく。

あれだけてこずった攻撃なのに、今は私にカスリもしない。

女王蟲も私の変化に戸惑っているのか、攻撃がちぐはぐになってきている。

これなら攻撃をかわすことも楽だし、攻撃にのみ集中ができる。

女王蟲が私の攻撃範囲に入る。

//雪乃
「てぇぇぇいっ!!」

拳を握り直し、私は魔力を一気に拳へと集中させる。

魔力の充填された私の拳が、眩い光を放ちながら女王蟲へと向かっていく。

女王蟲は最後の抵抗とばかりに残りの触手を全て私へと向けてくる。

四方八方から触手が私へと迫る。

だけど、今の私には触手の動きが全て見えていた。

必要最小限の動きで触手をかわし、私は女王蟲の身体へと自分の拳を打ち込んで魔力を放出する。

私の攻撃を喰らい、女王蟲が悲鳴を上げる。

//雪乃
「まだよ、まだこんなもんじゃすまないんだからぁっ!!」

私はさらに拳を女王蟲の身体へとめり込ませていく。

気持ちの悪い感触と共に、ズブズブと私の拳が女王蟲の身体へと入っていく。

女王蟲の身体から流れ出る体液が私の顔を汚す。

それでも私は突き刺す力を緩めたりはしなかった。

//雪乃
「りゃぁぁぁぁぁっ!!」

残りの魔力も全て女王蟲へとぶつける。

拳から放たれる魔力はかなりの威力となり、女王蟲の身体を貫いていく。

そしてついに、私の拳から放たれた魔力は女王蟲の身体を貫通して穴を開けた。

女王蟲の断末魔の声がモノクロームの世界に響き当たる。

断末魔の叫び声を上げた女王蟲は動きを止めて、ゆっくりと地面へと倒れていった。

身体が揺れるほどの衝撃を残しながら、女王蟲が地面へと倒れこむ。

そして、女王蟲は二度と立ち上がることはなかった。

//雪乃
「や、やった……」

女王蟲が倒れたのを見て、私の身体から力が抜けていき私はヘナヘナと地面にへたりこむ。

身体にはもう魔力は全く残っていないし、そのせいで疲労感がものすごい。

今にも意識を無くして倒れそうだったけれど、私は女王蟲を倒した喜びで充実していた。


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聖夜乙女雪乃 終章(7)

『なんだか、気持ちがいい……』

自分の身体が、まるで水の中を漂っているかのような不思議な気分。

私の身体は、何か柔らかいものに包まれているようだ。

そのせいで私の身体はふわりと浮き上がり、私は心地よい気分についついリラックスしてしまう。

意識は未だに混濁していて、自分がいまどこにいるのかすらわからない。

全身が心地よい感触に包まれた私は、このままでも良いかな、なんてことを思ってしまう。

意識はゆっくりと浮き沈みを繰り返し、まるで水の中を漂っているかのようだった。

それは私の身体も同様で、ずっと柔らかい感触の中でたゆたっていた。

『なんだろうここ……わたしはいったい……』

時折、そんな疑問が頭に浮かぶけれど私は考えることを拒絶する。

このままここで何も考えずに浮かんでいたい。

いつしか私の心はそんな思いに支配されていた。

何も考えないまま、私は全身の力を抜いて身体をあるがままの流れに任せる。

そのままずっと、温かく、柔らかい感触に包まれていると、何もかもが忘却の中へと流されていくような気がする。

だけど、今はそれで良いような気さえしていた。

『考えるのなんて面倒くさい……』

私は赤子のように手足を丸めて縮こまる。

そんな状態のまま時が過ぎていき、私はもう自分がいまさっきまで何をしていたのか、そんなことさえも、もうろくに思い出せなくなりそうだった。

『でもいいか……思い出しても、ろくなことはきっとないだろし……』

目を瞑って、私はさらに小さく身体を丸めていく。

小さくなった私の全身を覆い隠すかのように、柔らかな感触は迫ってきて私を包み込んでいく。

まるで羊水の中で浮かぶ赤ん坊のような格好になった私の元へと、どこからか声が届いたような気がした。

//雪乃
「なに、誰かいるの?」

私の声に答えてくれるものはいなかった。

気のせいかと思って、私は再びまぶたを閉じる。

『ずっとこのままここにいれば、ずっと安らいでいけるのかな……』

全身を包む心地よい感触。

私はもう完全にその虜になっていた。

『そうだよ、ここにいればずっと、あなたは心地よいままでいられる』

私の耳に誰かのそんな言葉が届く。

再びまぶたを開けて辺りを見回すけれど、視界の中には誰もいない。

『どうしたの?』

//雪乃
「ううん、なんでもない……」

『それなら目を瞑って……心地よさに身を任せましょうよ……』

声の主の魅惑的な提案。

だけど、何故か心に引っかかりを感じた私は目を閉じずに誰もいない空間を見つめている。

『どうして目を瞑らないの? 心地よくはなりたくないの? 目を閉じれば、あなたはもうずっと心地よいままでいられるのに……』

//雪乃
「で、でも……」

『現実は、辛くて苦しいことばかりだったんじゃないの?』

その声に私の口の動きが止まってしまう。

声の言う通りだった。

私の人生は良いことなど何一つなくて、辛くて苦しいことばかりだった。

『思い出してごらんなさい、あなたの人生、良いことなんて何一つなかったでしょ?』

//雪乃
「う、うん……そう、そうだったわ……」

私の中に、辛くて苦しい思い出が後から後から湧き上がってくる。

それはまるで湧き水のようにドンドンとあふれ出し、私の心を黒く染めていく。

//雪乃
「わ、私はいつも、ずっとずっと一人でいた……」

『そうね、一人は嫌よね、辛いわよね……』

//雪乃
「今まで他人とも交わらなかった……」

『友人が一人もいなかったのね、可愛そうに……』

//雪乃
「あ、あぁっ……あ、や、やぁ……こんなのっ……やぁ、思い出したくないっ……やだよぅ……」

寂しくて、辛くて、苦しい。

そんな負の感情が私の心と身体を責め立てる。

『大丈夫よ、あなたがいなくても世界は回る、回り続けるの』

//雪乃
「えっ……」

『だから行きましょう、苦しいことのない心地よい世界へ……』

//雪乃
「私がいなくても世界は回る……」

そうだ、その通りだ。

私が一人で苦しんでいても、誰も手を差し伸べてはくれなかった。

私が一人で寂しがっていても、誰も話しかけてはくれなかった。

私はいつも一人だった。

それはきっとこれからもずっとそうなんだろう。

だけど、それでも世界は私のことなど気にもせずに回っていく。

私一人が辛くても、世界には全く関係ないのだから。

『世界は、私には無関心だったんだ……』

どうしようもない絶望感が私を襲う。

そんな私に追い討ちをかえるように、声が私の耳元で囁いた。

『ええ、世界はあなたに無関心なのよ……あなたが消えても世の中は変わらない……』

//雪乃
「そ、そうかも知れない……」

『それなら、もうあんな場所に戻ることもないわよ、あなたがここにいればずっと心地よいままよ?』

//雪乃
「え、えぇ……」

私が返事をすると、私の身体が段々と熱を持っていき、温かくて心地の良い感触が私の全身を包む。

まるでぬるま湯につかっているかのような気持ちよさに私の身体が弛緩していく。

気が抜けて、身体の力を抜いている私の下腹部が何故か熱くなっていき、私の口からは甘い声が漏れてしまう。

//雪乃
「な、なにっ……これっ……あ、あそこがっ……あ、熱いっ……ふうんっ!!」

熱い感触はいつしか快感へと変わっていき、私は身体をくねらせて声を上げてしまう。

『な、なんなのこれっ……』

快感が全身へと広がっていく。

心地よい感触は快感へと変わり、私は何の抵抗もしないまま快楽の波に流されていく。

//雪乃
「ふぁぁっ……き、気持ちっ……いいっ……な、なんでっ……うあぁっ……はぁっ……んくっ……はぁぁぁっ……」

膣の中が熱い。

まるで膣内で何かが暴れているかのようだ。

//雪乃
「や、やぁっ……な、なかっ……あ、熱くてっ……き、気持ちっ……いいっ……や、やぁっ……こ、こんなっ……ふぁぁぁぁぁっ!!」

ヒクヒクと私の身体が痙攣する。

//雪乃
「ひぃっ……や、やぁっ……イッ、イッちゃう……だ、だめっ……こ、こんなのっ……だっ、だめぇっ……いやっ、いやぁぁぁぁっ!!」

ビクンビクンと私の身体が波打ち、私は絶頂へと達してしまう。

//雪乃
「ふぁぁ、ふぁぁぁっ……い、イッちゃった……ひっ、ひぅっ……ま、またっ……そんなっ……も、もうっ……やぁっ……やなのっ……」

絶頂の余韻に浸る間もなく、再び私の身体を快感が襲う。

どうにかしようと思っても私には何もすることが出来ない。

快感の原因もわからないし、回りに私を襲うような相手も見当たらない。

//雪乃
「ふぁぁぁぁっ……あ、あひっ……んんっ……はっ……やぁっ……こんなっ……なっ、なんでっ……ああぁぁっ……ひぁぁぁぁっ!!」

相手が見当たらないというのに、私は膣内を嬲られている感覚に襲われている。

何が何だかわからない。

だけど、今の私にはそれに対処するだけの力は残されてはいなかった。

//雪乃
「んふぁぁぁっ……や、やぁっ……も、もう、やぁ……おっ、お願いだからっ……な、なかっ……かき回さないでぇっ……やぁぁっ……ひぁぁあっ……」

喘ぎながら、私必死に見えない何かに向かって許しを乞うが快感は一向に治まらない。

それどころか、身体の火照りは激しくなり、快感もさらに激しさを増して私を飲み込んでいく。

//雪乃
「ひぁぁぁぁっ……あ、あひっ……ふぁぁぁっ……も、やぁっ……だ、だめっ……うあぁぁっ……いぁっ……やぁぁぁぁぁっ!!」

快楽の激しさに私の頭が真っ白になっていく。

再び絶頂へと導かれ、私は甲高い喘ぎ声を上げて陸に打ち上げられた魚のように身体を震わせる。

//雪乃
「ふぁぁぁぁ……あ、あひっ……も、やぁっ……こ、これ以上はっ……はぁっ、はぁっ……んんっ……はぁっ……」

二度も絶頂へと導かれてしまった私の身体にはもうろくに力も入らない。

相手が何を考えているのかもわからない中、私は喘ぎ声の混じった声で、もうこんなことは止めてと繰り返すのみだ。

//雪乃
「ひぁっ!! や、やぁっ……ま、またっ……も、もう……だめっ……お、お願いっ……ふぁぁぁっ……ひやぁぁぁぁっ!!」

私の願いも虚しく、再び私の膣内で何かが暴れまわる。

ぐりぐりと子宮の奥にまで届きそうなソレに、私は何も抵抗が出来ない。

//雪乃
「ふぁぁぁぁっ……や、やだぁっ……も、もうっ……助けっ……助けてぇっ……だ、誰かっ……誰かぁぁぁぁっ!!」

助けを求めて誰もいない空間に手を伸ばす。

だけど、当然ながら私の手を掴んでくれる者なんて誰もいない。

私の手は虚しく宙をかきむしるだけだ。

//雪乃
「いやぁぁぁっ……も、やぁっ……イッ、イキたくないっ……んくっ……ふぁぁぁぁっ……いやぁぁぁっ……や、やぁっ……ふぁぁぁぁんっ……」

私が助けを求めている間も、ずっと快感の波は私を襲い続けている。

何度も絶頂へと導かれてしまった私の身体はもう限界だった。

//雪乃
「うあぁぁぁぁっ……も、もうっ……だめぇっ……ひぁぁぁっ……ま、またっ……やぁっ、やぁぁぁっ……き、きちゃうっ……きちゃうよぉぉっ!!」

ジワジワと快楽が全身を覆っていく。

三度目の絶頂が近い。

また絶頂してしまったら、自分がどうなるのかわからなくて怖い。

だけど、止めようにも私にはどうすることも出来ない。

快感と恐怖にはさまれて、私はただ悲鳴を上げることしか出来なかった。

//雪乃
「や、やぁぁぁっ……お、お願いっ……だっ、だれかっ……誰かたすけてぇっ……も、やぁっ……だ、だめなのっ……あ、あひっ……ひぁぁぁっ……あひぃっ!!」

私の目の前が快楽によって覆われていく。

自分の声ですら遠くなっていき、私にはもう自分が何を言っているのかさえわからない。

そんな状態が暫く続いて、私はついに三度目の絶頂へと達してしまう。

//雪乃
「や、やぁっ……い、イキたくないっ……イキたくないのにっ……ふぁぁぁっ……あ、やぁっ……いやぁぁぁぁっ!!」

今までで一番の快感が私を襲い、私の身体が弓なりに弾ける。

//雪乃
「ふぁぁぁぁぁっ……や、やらぁっ……も、もぅ……い、イキたくなんてなかったなのにっ……ふぁぁぁっ……やぁ、やぁぁぁ……ふぁぁぁっ……」

絶頂へと達してしまった私の身体から最後の力も抜けていく。

まるで糸の切れた操り人形のように、私は疲れきってしまい指一本動かせはしない。

//雪乃
「ふぁぁぁぁ……も、やらぁ……だ、誰かっ……助けてっ……助けてよぅ……はぁぁぁぁ……も、やだぁぁぁぁぁ……」

絶頂へと達した余韻に浸りながら、私は焦点の合っていない瞳でずっと助けを求め続けていた。


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聖夜乙女雪乃 終章(6)

//ネージュ
「いるわっ」

モノクロームの世界にネージュの緊張した声が響き、ネージュは立ち止まると視線を遠くへと移す。

一緒になって探索していた私も動きを止めてネージュの隣へと並ぶ。

黙っているネージュの隣で、私もネージュの視線の先へと集中して探索し始める。

//ネージュ
「どう、何か感じる?」

//雪乃
「う、うん……す、すごい魔力を感じる」

強大な魔力を感じた途端に、私の身体中の毛穴が一瞬で開いてしまった。

こんな魔力なんて今まで感じたことがない。

今までに遭遇したどんな化け物よりも禍々しい魔力を放っている。

『こ、こんな相手と戦えるの?』

まだ出会ってもいないというのに、相手の魔力だけで気圧されてしまう。

まだこちらに気がついていない段階でこの魔力。

臨戦態勢になったら一体どれほど魔力が膨れ上がるのか考えただけでも恐ろしい。

これ程の魔力の持ち主なら、確かにネージュが敗北をしたというのも頷ける。

//雪乃
「ど、どうするの?」

恐る恐るネージュに問いかける。

//ネージュ
「もちろん、戦うわよ」

//雪乃
「だ、だよね」

私は何を聞いているのだろう。

ネージュならそう言うに決まっている。

彼女にとって、倒せるかどうかわからない強大な敵と戦うのはこれが初めてではないのだろう。

勝てないかも知れないからといって逃げてしまっては、化け物と戦う人は誰も居なくなってしまうのだ。

そうなったら、私たちの住む世界は滅茶苦茶になってしまう。

そんなことは考えるだけでも嫌だ。

だったら、私がやることは一つしかない。

//雪乃
「それじゃ、さっさと倒しちゃいますか」

笑顔を浮かべてネージュを見る。

私の笑顔にちょっと驚いた顔をしたネージュは、すぐに真剣な顔に戻してゆっくりと頷く。

//ネージュ
「行きましょうか」

//雪乃
「了解」

//ネージュ
「気配はなるべく殺して、見つからないように移動しましょう」

私たちは頷き合うと、化け物の気配のする方へとゆっくりと歩き始める。

こちらの姿が見つかる前に、先制攻撃が出来れば一番良い。

近づいている最中も、ネージュは化け物の動きを探る為に集中している。

私も真似てみるけれど、化け物のビリビリとした気配に戦う前から体力が削られていくかのような状態になってしまう。

//ネージュ
「無理しないで良いわよ」

//雪乃
「で、でも」

//ネージュ
「相手の様子は私が探るから、あなたは魔力を高めることだけに集中して」

//雪乃
「わ、わかった」

ネージュの言葉に、私は化け物の様子を探るのを止めて、魔力を高めることに集中していく。

//ネージュ
「化け物を倒すのはあなたの一撃にかかってるから、よろしくね」

//雪乃
「こんなときに、そんな冗談言わないでよ」

//ネージュ
「冗談じゃないわよ、私はあなたの魔力を信用してるんだからね」

//雪乃
「うっ、が、頑張ります」

//ネージュ
「うふふ、そんなに緊張して空振りとかしないでよ」

こんな緊張状態だというのに、ネージュは微笑んでくれる。

さすがに何度も何度も死地を潜り抜けているだけあって、私が緊張しているのもわかっているのだろう。

つくづく、ネージュには敵わない。

私一人だけなら確実に相手の強さに驚いて混乱していただろう。

//雪乃
「大丈夫、いけるわっ!!」

グッと拳を握って見せる。

//雪乃
「どんな相手か知らないけれど、一発で倒して見せるわよ」

//ネージュ
「うんうん、頼もしいわね」

そんな風に話しながら、私たちはビルの陰から陰へと移動していく。

無音の世界に私たちの足音だけが響く。

//ネージュ
「そろそろ近いわ」

//雪乃
「う、うん」

見つからないように、私たちはゆっくりと歩く。

ビルの壁に背をつけて、頭を低くしながら化け物へと近づいていく。

//ネージュ
「いた……」

ビルの陰から顔を出していたネージュが相手の姿を見つけて顔を引っ込める。

どうやら化け物は私たちにはまだ気がついてはいないようだった。

//ネージュ
「発見にはずいぶんと苦労したけれど」

//雪乃
「うん……」

//ネージュ
「どうやらまだ女王蟲の子供は孵化してはいないようね」

ネージュが安心しながら告げる。

//ネージュ
「でも、孵化する寸前みたいね」

ネージュが言うように、化け物の腹部が大きく膨らんでいる。

あの中には一体どれほどの化け物が入っているのだろう。

//雪乃
「あれが、女王蟲なの?」

私の言葉にネージュが無言で頷く。

『あれが、ネージュが一人で勝てなかった相手……』

女王蟲をマジマジと見つめる。

まだ臨戦態勢になっていないというのに、とんでもないプレッシャーを感じる。

こんな相手が本気になったら、私たち二人だけで本当に勝てるのだろうか。

自分で言ったクセに思わず弱気になってしまう。

『いやいやいや』

ブンブンと首を振る。

弱気は駄目だ。

ネージュと一緒に戦えば、たとえ女王蟲が相手だって勝てる。

勝てるのだ。

//雪乃
「うんっ、絶対に勝てる」

言葉に出して、私は気合を入れる。

//ネージュ
「頼もしいわね」

//雪乃
「あなたがいるからね、弱気になんてそうはならないわよ」

//ネージュ
「奇遇ね、私もよ」

二人で微笑みあう。

私たち二人ならきっと勝てる。

//ネージュ
「それじゃ、一気に行きましょうか」

//雪乃
「ええ」

コツンと私たちは拳を合わせて立ち上がる。

魔力は身体中に行き渡り、いつでも戦える準備は万端だ。

//ネージュ
「ここで無理に倒す必要はないからね、無理だと思ったら撤退するわよ」

//雪乃
「了解」

//ネージュ
「行くわよ、1」

//雪乃
「2の」

//ネージュ

//雪乃
「3ッ!!」

私たちは一気に女王蟲の元へと駆けていく。

突然現れた私たちに女王蟲は驚いているのか動きが鈍い。

『一気に行くっ!!』

全力で駆け出していた私は、女王蟲の目の前で一気に跳躍する。

女王蟲は私の動きにはついてはこれなかった。

一気に間合いを詰めた私は、女王蟲の頭上から最大の魔力を込めた拳を叩き込む。

//雪乃
「やぁぁぁぁぁっ!!」

拳が女王蟲の頭へとめり込むと共に、気持ちの悪い女王蟲の鳴き声が辺りに響く。

魔力のこもった一撃を喰らって、女王蟲の動きが止まる。

ネージュはそれを見逃さなかった。

//ネージュ
「りゃぁぁぁぁっ!!」

ネージュは女王蟲の真下から拳を突き上げる。

女王蟲の腹部にネージュの拳が突き刺さるが女王蟲はビクともしない。

//ネージュ
「駄目か」

反撃に備えて、ネージュが間合いを取る。

私も無事に着地をしてネージュとは反対側に降り立つ。

//ネージュ
「まだまだいくわよ」

//雪乃
「了解っ!!」

前後から女王蟲へと迫っていく。

初弾が効いているのか、女王蟲の動きは未だに鈍い。

先制攻撃は一定の成果を上げたようだ。

勝負を決めるのなら今しかない。

//雪乃
「このぉぉぉっ!!」

//ネージュ
「やぁぁぁぁっ!!」

攻撃のタイミングが重なり合わないように、私たちは二人で女王蟲を攻撃していく。

何発も攻撃は入っているのだけど、女王蟲はビクともしない。

それどころか、こちらの攻撃など効いてはいないとばかりに反撃を加えてくる。

//雪乃
「あわっ」

慌ててしゃがんだ私の頭上を女王蟲の触手が通り過ぎていく。

激しい轟音と共に風を切り裂いていく触手の一撃に思わず身がすくむ。

あんな一撃を喰らってしまったら、私の首から上がなくなってしまいそうだ。

//雪乃
「こ、このぉっ!!」

怖いけれど、ここで立ち止まってしまったら攻撃を受けるだけだ。

私は自ら触手の中に飛び込んでいく。

接近に気がついて、女王蟲がたくさんの触手を私へと向けて飛ばしてくる。

触手の雨をかわしながら、私は女王蟲の懐へと飛び込んでいく。

『も、もう少しっ』

その瞬間、私の目の前に物凄いスピードで触手が迫る。

女王蟲は触手のスピードに変化をつけていたのだ。

女王蟲の仕掛けた罠に、私はものの見事に引っかかってしまった。

//雪乃
「か、かわせない……」

こっちも全速力で女王蟲の所へと向かっていたので方向転換などいまさら出来ない。

このままでは触手の餌食になってしまうと私が最後を覚悟したときだった。

女王蟲の背中からネージュの声が聞こえた。

//ネージュ
「こっちにも居るのを忘れてるんじゃないのっ!!」

ネージュが女王蟲の背中から魔力を拳に乗せて叩き込む。

体勢を崩した女王蟲の触手は私の頬をかすって、地面へと大穴を開ける。

辺りに砂煙が舞い上がり、女王蟲の視界を塞ぐ。

//雪乃
「てりゃぁぁぁぁっ!!」

土煙の中から私は一気に飛び出して女王蟲の身体へと拳を叩き込み、反撃に備えて後ろへと下がる。

私たちの攻撃をあれだけ喰らっているというのに、女王蟲は倒れない。

//雪乃
「まったく、どれだけタフなのよ」

//ネージュ
「本当ね」

いつの間にか、私の隣に来ていたネージュも忌々しげに呟く。

私たちそれぞれ単体での攻撃はいくら魔力を叩き込んでも効かないのだろうか。

だったら方法は一つしかない。

ネージュもそれがわかったからこそ私の隣に来たのだろう。

//雪乃
「やりますか?」

//ネージュ
「やっちゃいましょう」

背中合わせになっていた私たちは二人で女王蟲に向かって走り出す。

女王蟲が迎撃しようと私たちに向けて触手を伸ばしてくる。

まるで空が真っ暗になったかのように大量の触手が私たちに伸びてくる。

//ネージュ
「当たらないでよっ!!」

//雪乃
「わかってるっ!!」

紙一重で触手をかわしながら、私たちは女王蟲へと接近していく。

もう少しで攻撃範囲ということころで、女王蟲はさらに大量の触手を私たちへと向けてきた。

触手が集まって固まり、まるで巨大な槍のようになって、私たちへと迫ってくる。

//ネージュ
「飛ぶわよっ!!」

//雪乃
「了解っ!!」

呼吸を合わせて私たちは空中に飛んで触手をかわす。

目標を失った触手は止まることなく地面に大穴を開ける。

私たちは地面に埋まったままの触手に着地すると、そのままそれを道にして女王蟲へと迫っていく。

//ネージュ
「やぁぁぁぁぁっ!!」

//雪乃
「てりゃぁぁぁぁっ!!」

女王蟲へと接近して、私たちは呼吸を合わせて拳を女王蟲へと叩き込む。

私たちの魔力を同時に受けて女王蟲が激しく咆哮する。

//雪乃
「き、効いてる?」

//ネージュ
「もう一回いくわよっ」

//雪乃
「了解っ!!」

休む間もなく、私たちはもう一撃を女王蟲へと叩き込む。

女王蟲が苦しそうにうめき、身体を激しくくねらせて苦しんでいる。

やっぱり私たちの同時攻撃は女王蟲には有効だった。

//ネージュ
「この調子で一気にいくわよっ!!」

//雪乃
「もちろんっ!! 逃がしはしないんだからっ!!」

私たちの連続攻撃に耐え切れなくなったのか、女王蟲の動きが徐々に弱くなってくる。

それでも女王蟲は倒れない。

苦しそうに鳴きながらも、女王蟲は触手を私たちへと伸ばしてくる。

攻撃に集中していた私は触手の攻撃に虚をつかれてしまい反応が遅れてしまった。

//ネージュ
「危ないっ!!」

//雪乃
「きゃぁぁっ!?」

ネージュが助けるよりも早く、私の身体に女王蟲の触手が巻きつく。

//雪乃
「は、離せっ!! 離してっ!!」

引き剥がそうとするけれど、女王蟲の触手は私の身体を締め付けて離さない。

触手は私の身体をキツク絞めて上げていき、私の口から悲鳴が漏れる。

//ネージュ
「いま助けるからっ!!」

ネージュが触手をかわしながら私の側へと駆け寄ってくるのが見える。

だけど、それよりも早く女王蟲は私を捕まえたままの触手を自らの身体へと巻き取っていく。

//雪乃
「くっ、きゃぁぁぁぁっ!!」

ズルズルと私の身体が女王蟲の側へと引きずられていく。

私の目の前に女王蟲の顔が迫る。

//雪乃
「ひっ!!」

私はこのまま頭から食べられてしまうのだろうか。

恐怖に顔が歪む私の目の前で女王蟲は大きく口を開ける。

私の頭など軽く入りそうなほどの口内が徐々に私に迫ってくる。

//雪乃
「やっ、やぁぁぁぁっ!!」

//ネージュ
「まっ、間に合わないっ!!」

悲鳴を上げる私の身体ごと、女王蟲は口を開けて私の身体を飲み込んでいく。

飲み込まれた私の目の前が真っ暗になり、恐怖に耐え切れなくなった私はそこで意識を無くしてしまったのだった。



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聖夜乙女雪乃 終章(5)

//ネージュ
「自慰をしてしまう程に発情してしまっているなら、可能性は高いわ……」

//雪乃
「じゃ、じゃあ私がああなったのも化け物によって受精させられたから……」

さすがに自慰をしたとは言葉にしづらいので濁す。

言わなくてもネージュには私が何を言いたいのかわかっているだろう。

事実、ネージュは私の言葉に頷きながら、淡々と告げてくる。

//ネージュ
「身体が発情するのは、もっと子供を産ませやすく、作らせやすい苗床にしていく為」

//雪乃
「そ、そんな……」

ネージュの言葉に衝撃を受ける。

私の身体は化け物によって都合の良いようにされてしまっている。

その言葉の重みは相当なものだ。

//雪乃
「ど、どうすればいいの……」

絶望しそうになるのをこらえながら、私はネージュに問いかける。

ネージュなら、こういうときの対処方法もきっと心得ている。

私はそう願いながら、ネージュの言葉を待つ。

//ネージュ
「あるにはあるけれど……」

//雪乃
「あるけれど?」

//ネージュ
「普通の方法ではないわよ」

困ったような口調で言ってから、ネージュは私を見る。

ネージュがここまで口ごもるということは、言葉通り普通の方法ではないのだろう。

だけど、私はそれにすがるしかない。

化け物の都合の良いようになどなりたくはないのだから。

//雪乃
「多少のことなら我慢するわ」

//ネージュ
「そう……」

//雪乃
「それで、どうすれば良いの?」

//ネージュ
「化け物の支配よりも強い魔力を叩き込めば元に戻ることが出来るわ」

//雪乃
「魔力を叩き込む……」

自分の下腹部を思わず触ってしまう。

ここに化け物を倒すほどの魔力を叩き込んだら一体どうなってしまうのだろう。

私は化け物ではないし、害はないだろうけれど、それでも自分の体内に魔力を放出するというのは怖い。

//雪乃
「それは自分でやればいいの?」

//ネージュ
「いいえ、宿主の魔力には耐性がついているかもしれないし、加減が難しいから、私がやることになるわね」

//雪乃
「な、なるほどね……」

//ネージュ
「それに、まだ問題はあるわ」

//雪乃
「ま、まだ何かあるの?」

他人の魔力を体内に受け入れるということ以外に、これ以上一体何があるというのだろう。

私は緊張しながらネージュの言葉を待つ。

//ネージュ
「魔力を叩き込んだ後……」

//雪乃
「う、うん」

//ネージュ
「お腹に溜まっている化け物を身体の外に出さないといけないの」

//雪乃
「…………えっ?」

//ネージュ
「それをやらないと、暫くしたら化け物は元気を取り戻してしまうから意味がないのよ」

化け物を身体の外に出す。

それはつまり、自分のアソコからまた化け物を産まなければならないということなのだろう。

以前に経験したあのおぞましい感覚に身震いしてしまう。

それを再び味あわなければならない。

考えるだけでも嫌で嫌で仕方がなかったけれど、それをしないと私は助からない。

だったら、迷っている暇などない。

やるしかない。

私はグッと奥歯を噛みしめて気合を入れる。

このまま放置したところで、事態は好転などしないのだから。

//雪乃
「わ、わかったわ。お願い……」

覚悟を決めて、私はネージュを見る。

ネージュは頷いて、私に注入する為の魔力を集め始める。

魔力はネージュの手に集まっていき、ネージュの手が魔力で輝く。

今からアレを自分の身体に注入するのかと思うと、ちょっと緊張してしまう。

それが伝わったのか、ネージュは『大丈夫、心配ないから』と私に向かって言ってくれた。

//雪乃
「だ、大丈夫よ。私もあなたを信じているから」

ネージュに心配かけまいとして、私も強がって見せる。

何となく、私たちは目が合ってしまい顔を見合わせて笑ってしまっていた。

//ネージュ
「それじゃ、いくわよ」

//雪乃
「ええ」

魔力を帯びたネージュの手が私の下腹部へと伸びてくる。

わかってはいえても、私は思わず緊張してしまい、喉をゴクリと鳴らしてしまう。

//ネージュ
「いくわよ」

ネージュは私の下腹部へと手を当てると、一気に魔力を叩き込んでくる。

//雪乃
「うぁぁぁぁっ!!」

魔力の熱い本流がネージュの手から私の下腹部へと流れ込んでくる。

ネージュの放出する魔力の影響なのか、私の下腹部が熱さと共に妙に重くなってくるのがわかる。

//雪乃
「くぅっ、な、なにっ……これっ……」

身体が重い。

魔力のせいなのか、私の下腹部の重さが徐々に増して行き、さらには股間と尻穴までが熱を帯びていく。

//雪乃
「うあぁぁっ……あ、熱いっ……な、なにっ……こ、これっ……くぅっ……はっ……はぁっ……」

//ネージュ
「私が放出した魔力のせいで、あなたの中で化け物が暴れてるのよ」

//雪乃
「そ、そんなっ……うくっ、ふぅぅっ……はぁっ、はっ、くぅぅっ……ひ、ひぁっ……」

ネージュから魔力を注入される度に、私の両穴がドンドンと熱を帯びる。

痒いような、それでいて痛いような感覚が私を襲い、私は身体をくねらせて悶え続ける。

//雪乃
「お、お腹っ……くぅっ……お、重いっ……ひぎっ……な、中でっ……何かっ……あ、暴れてっ……くぅっ……うぎぃっ!!」

私の下腹部で何か暴れている。

多分それがネージュの魔力で苦しんでいる化け物なのだろう。

今から私はそれを身体から出さないとならない。

//ネージュ
「辛いだろうけど、頑張って」

魔力を放出しながら、ネージュが私の手を握ってくる。

励ましてくれているのだろう。

その心遣いが嬉しくて、私はネージュの手を握り返す。

私のことを心配してくれる人がいるというのがわかっただけで、私はまだ頑張れる。

//雪乃
「くっ、ふぅっ……こ、こんなことにっ……ま、負けないっ……負けないんだからぁっ!!」

私は身体に力を入れてヨロヨロと立ち上がる。

ネージュは私が立ち上がる間、何も言わずにギュッと手を握ってくれている。

//雪乃
「くっ、ふっ、はぁっ……こ、このっ……くっ……はぁぁっ……あ、あくっ……」

気を抜いたら痛みにどうにかなってしまいそうだ。

だけど、ここで気絶なんてしていられない。

立ち上がったまま、私は自分の下腹部に力を入れて思いっきりいきむ。

//雪乃
「さっさと、さっさと私の中から出て行きなさいよっ!!」

ネージュの魔力と、私のいきみによって、私の両穴から化け物が追い出されてくる。

膣壁と腸壁をこすりながら出てくる化け物に私は甲高い悲鳴を上げてしまう。

//雪乃
「くぅっ……う、うひっ……ひぁぁぁっ……くっ、はぁっ、あ、くぅぅっ!!」

//ネージュ
「頑張って、もう少しよ」

//雪乃
「ぐひぃっ!! ひ、ひぎっ……う、うくっ……うあぁぁぁっ!!」

私の絶叫と共に、私の両穴から化け物が漏れ出してくる。

まだまだ小さな化け物が地面へと転がる。

その瞬間、間髪居れずにネージュは私の両穴から生まれた化け物に魔力を叩き込んで化け物を消滅させる。

//雪乃
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はっ……こ、これでっ……も、もうっ……だ、大丈夫よね?」

荒い息を吐きながら、私はネージュに問いかける。

//ネージュ
「ええ、もう大丈夫よ」

ネージュはもう一回私の手を握り、優しく微笑んだ。

その言葉に安心して、私は情けないけれどヘナヘナとその場に座り込んでしまった。



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聖夜乙女雪乃 終章(4)

翌日も私たちはまたモノクロームの世界で化け物を探していた。

だけど、私たちがいくら必死にモノクロームの世界の中を探しても化け物は見つからない。

化け物の魔力を探知しようとしても、一向に引っかからない。

ここまで手がかりがないと、どうしたら良いのかわからなくなってしまう。

本当はネージュのようにもっと必死になって街中を走り回らないといけないのだろうけど、私はそんな気分ではなかった。

昨日見た変な夢のせいでいまいちテンションが上がらない。

あの時のことを思い出してしまうと、いまも身体がちょっと震えてしまう。

それだけ衝撃的な夢だった。

『あの夢は一体なんだったんだろう……』

私は無意識のうちに立ち止まっていた。

ふと、モノクロームの世界の空を見上げる。

現実の世界とは違い、この世界の空に色はない。

なんとなく、このまま空が夢で見た光景のように真っ黒に染まっていくのではないかと思ってしまい身震いしてしまう。

そんなことはないとわかってはいるけれど、私は思わず自分の肩を抱いてしまう。

//ネージュ
「だ、大丈夫?」

私の異変を感じたのか、ネージュが声をかけてくれる。

//雪乃
「う、ううん、なんでもない、なんでもないよ」

ネージュにこれ以上心配をかけるわけにはいかない。

私は大げさに両手を振って見せて何でもないことをアピールする。

だけど、どうやらそれは逆効果のようだった。

ネージュは何かを探るような瞳でジッと私を見つめてくる。

//雪乃
「な、なによ……」

目を逸らしながら口を開く。

//ネージュ
「昨日、何かあったの?」

ネージュの言葉に、私は思わずビクッとしてしまう。

『し、しまった、これじゃ、何かあったって言っているようなものだ……』

恐る恐るネージュを見ると、ネージュは私をジッと見つめたままだ。

私は慌てて視線を逸らす。

//ネージュ
「何があったの?」

//雪乃
「べ、別に何も……」

//ネージュ
「もう、どうしてそんなバレバレの嘘をつくのよ」

ネージュの呆れた声。

確かにネージュの質問に身体が反応してしまっては、いまさら何でもなかったとは言えない。

『別に大事なところは言わなければ良いんだし、言ってもいいかな……』

//雪乃
「え、えっとね……」

//ネージュ
「うん」

//雪乃
「昨日嫌な夢を見ちゃってさ……」

私の言葉にネージュの表情が一瞬で変わる。

『な、なに? なんでそんな顔をするの?』

驚いた表情を浮かべたままのネージュに問いかける。

ネージュは私の言葉には答えずに、何やら難しそうな顔をしてブツブツと言っている。

私は何か変なことを言ってしまったのだろうか。

//雪乃
「ねぇ、一体どうしたの? ねぇってば」

//ネージュ
「あ、う、うん、ごめん」

私の声に返事をしてくれたけれど、やっぱりネージュは心ここにあらずといった感じだ。

今度は難しそうな顔をして何やら考えている。

//ネージュ
「あ、あのさ」

//雪乃
「な、なに?」

真剣な表情と口調でネージュが私を見つめる。

その気配に押されて、私は若干後づさりながらもネージュに返事をする。

//ネージュ
「嫌な夢をみたって言ってたけれど、どんな夢だったのか記憶はあるの?」

//雪乃
「う、うん。すごい悪夢だった」

内容は言いたくないので、悪夢とだけ答えておく。

私の言葉に大仰に頷きながら、ネージュは質問を続けてくる。

//ネージュ
「あのね、言いたくないかもしれないけれど、大事なことだから出来れば答えて欲しいのだけどね」

//雪乃
「な、なに……」

背筋に嫌な汗が流れる。

真剣なネージュの表情から察するに、とても答えづらい質問なんだろう。

だけど、この質問にはきっと答えなければならないのだろう。

思わず私の喉がゴクリと鳴ってしまう。

//ネージュ
「目覚めたときにね」

//雪乃
「う、うん……」

//ネージュ
「もしかしたら、漏らしてなかった?」

//雪乃
「なっ!!」

どうしてそれを知っているのだろう。

確かに私は悪夢を見たあとに小便を漏らしていた。

だけどそれは誰にも言っていない。

この歳になって小便を漏らしたなんて恥ずかしくて誰にも言えない。

なのにネージュはズバリ聞いてきた。

何か思い当たることでもあったのだろうか。

//雪乃
「うっ、あっ、うっ……」

カァッと私の顔が熱を帯びていくのがわかる。

きっと今の私の顔は羞恥心で真っ赤になっていることだろう。

『こ、これじゃ答えなくても、そうだって言っているようなものだよ……』

恥ずかしくて泣きたくなってしまう。

自分が漏らしたなんてことなど言いたくはない。

//雪乃
「ど、どうしてそんなこと聞くのよ」

もうバレバレかも知れなかったけれど、私はそう言って言葉を濁す。

言ってから、私は頬を真っ赤に染めながら恐る恐るネージュを見つめる。

ネージュは、微笑んでいるような、それでいて泣いているような複雑な顔をしていた。

//雪乃
「ど、どうしたの?」

ネージュが何を考えているのかわからずに、私は思わず聞いてしまう。

//ネージュ
「私もね、そうだったから……」

//雪乃
「えっ?」

//ネージュ
「私もね、悪夢を見たことがあってね、それで起きたら漏らしてしていたの……」

//雪乃
「そ、そうなんだ……」

ネージュも同じだった。

『じ、自分と同じような経験をした人がもう一人いたなんて……』

ネージュの言葉に、私はどう反応してよいのかわからない。

そんな私にネージュは自分の経験を話し始めた。

//ネージュ
「悪夢から目覚めたらね、私は服を着たままだったのに汚物を大量に漏らしていたの。それでね……」

ネージュは思い出したくもないのか、そこで一旦言葉を区切る。

私も黙ってネージュの言葉を待つ。

暫くして、ネージュは大きく息を吸うと、再び話し始めた。

//ネージュ
「それで、それでね、汚物で汚れていた私の股間でね……その、何かが蠢くような、そんな嫌悪感に襲われていたの……」

ネージュはそう言ったきり黙りこくってしまう。

自分はお漏らしをしたことがあるなんてことを平気で言える人なんていない。

それでもネージュは私に言ってくれた。

もしかしたら、私もそんな経験をしたのではないかと心配してくれてのことなのだろう。

だったら、だったら私もその気持ちには真摯に答えなければいけない。

それに、ネージュも私と全く同じ経験をしていたのだから。

//雪乃
「あ、あのね……」

//ネージュ
「ええ」

//雪乃
「わ、私もね、その、悪夢から目覚めたらね、あ、あなたのように、た、大変なことになってたの」

やっぱり恥ずかしくて、私は大事な部分をぼかして伝えることしか出来なかった。

だけど、ネージュはそれだけで理解してくれたようだった。

//ネージュ
「そう……」

ネージュは優しく微笑んで、私をギュッと抱きしめてくれる。

それだけで、私は何だか救われた気分になってしまう。

私は暫くの間、暖かいネージュの体温を全身で感じていた。

//雪乃
「そ、それで、あれは、一体なんだったのかな?」

ネージュに抱きしめられて落ち着いた私は疑問を口にする。

悪夢を見ただけで漏らしてしまうなんていくらんでもおかしいと思う。

しかもネージュも同様の体験をしているのだから、何か別の原因があると考えるのが妥当だ。

ネージュもそう思ったのか、私の疑問に顎に手を当てて考えている。

//ネージュ
「もしかしたら……」

//雪乃
「う、うん」

何かを思いついたらしいネージュの言葉を黙って待つ。

さすがに魔法少女として長い間戦ってきただけあって、この手の問題には強いのかも知れない。

//ネージュ
「もしかしたら、夢喰いとの戦いで身体の奥にまだ除去しきれていないモノがあったのかも……」

//雪乃
「除去しきれてなかったものって?」

//ネージュ
「連中の精子よ……」

//雪乃
「えっ」

ネージュの言葉に絶句してしまう。

まさか夢喰いに出された精子がまだ私の腹部に残っているなんて言われるとは思わなかった。

思わず自分の腹部に手を当ててしまう。

だけど、ネージュの言葉はそれで終わりではなかった。

//ネージュ
「考えたくはないけれど、残った精子のせいで受精してしまっているのかも知れない……」

//雪乃
「そ、そんな……」

ネージュの言葉は、私を奈落の底につき落とすのに充分過ぎる破壊力を持っていた。

私は、あまりのショックで目の前が真っ暗になっていくのを感じていた。



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聖夜乙女雪乃 終章(3)

//雪乃
「あれっ、ここ、どこ……」

自分がいまどこにいるのかわからない。

だけど、何故か恐怖感はなく心は穏やかだ。

空には青空が広がり、私の身体はまるで飛んでいるかのようにふわふわと空中を漂っている。

それは決して不快ではなく、ゆりかごの上にいるかのような安心感があった。

『そうか、これは夢なのか……』

夢でなければこの状況は説明が出来ない。

『こういう夢なら大歓迎ね……』

ふわふわと漂いながら、私は身体の力を抜いてリラックスする。

日差しは温かく、まるで日向ぼっこをしているかのようだった。

『現実でも、たまにはこういう風に過ごしたいなぁ……』

化け物と戦い詰めだった日々を思い出す。

たまにはネージュを誘って、ピクニックに行くのも良いかも知れない。

戦ってばかりだと息がつまる。

ピクニックに行ったって罰は当たらないだろう。

//雪乃
「うん、いい考え」

私は青空の下をたゆたいながら、楽しい日々の事を考える。

こんなにリラックスしたのはいつ以来だろう。

そんなことを思いながら、これは夢だったと思い出して苦笑する。

夢とはいえ、この世界は私を良い気分にさせてくれる。

私はつい鼻歌を口ずさみながら、夢の世界を楽しんでいた。

//雪乃
「あれっ?」

私の顔に影が出来て、視界がさえぎられる。

何事かと視線を上げると、空が徐々に暗くなっていった。

『あらら、雨でも降るのかな……』

せっかくリラックスしているのに、雨が降るのは嫌だ。

だけど、事態は徐々に悪化しているかのようだ。

空はさらに暗くなり、まるで夜のようになっていく。

驚く私の視界の端では太陽が徐々に丸い形に黒くなっていくのが見えた。

//雪乃
「日蝕……?」

突然の日蝕に私は驚いてしまい、暫しの間それを見つめてしまう。

太陽は段々と黒い丸に覆われていき、輝きを失っていく。

幻想的な光景だった。

//雪乃
「うわぁ、すごい……」

日蝕など見たことがなかった私は視線をそらさずにジッと見つめる。

だからなのだろうか、私はそのおかしさに気がついてしまった。

日蝕というのは、地球と太陽の間に月などが入り込む現象のはずだ。

だから影は丸くなる。

それなのに、太陽はまるで黒い液体が染み込んでいくかのようにジワリジワリと黒い部分を増やしていく。

//雪乃
「な、なに……あれ……?」

わけのわからない現象に絶句してしまう。

そうこしているうちに太陽は真っ黒になり、真っ黒になった太陽からは黒い液体が染み出してきた。

私はその光景をただ眺めているだけしか出来ない。

黒い液体は空全体に広がっていき、辺りはもう真っ暗になっている。

そこには、さっきまでのゆったりとした時間などは流れてはいなかった。

//雪乃
「な、なんで……こんなの止めてよ……止めてぇぇっ!!」

わけもわからず絶叫してしまう。

だけど、私がいくら絶叫したところで黒い染みはなくならない。

それどころか、黒い染みはついに地上をも染め出していた。

黒い液体が目の前で拡がっていく。

私の知っている世界の地上が漆黒に染められている。

//雪乃
「なにこれっ、なんなのよこれぇっ!!」

私の目の前で、地上のあらゆるものが液体によって溶かされていく。

ビルが根元から折れて漆黒の海に飲み込まれる。

黒い液体の影響なのか、木々は腐り花は解けていた。

まるで世界を侵食していくかのように、黒い液体の勢いは止まらない。

//雪乃
「いやぁぁぁっ!! 止めて、止めてよぉっ!!」

目の前の現状を、私はただ見つめることしか出来ない。

何かをしようとしても、私にはあの黒い液体に対抗する手段は何一つ無かった。

私は自分の無力さと悔しさから涙を流していた。

その間にも、地上も空も黒い染みに覆われていく。

自分の住んでいる世界が目の前でなす術も無く壊されていく。

それはどうしようもない恐怖だった。

//雪乃
「や、やだっ……こんなのっ……や、やだよぅ……」

恐怖に私の身体が震える。

私がいくら願ったって、世界の崩壊を止めることは出来ない。

だからといって、私には崩壊を止めるだけの力も無いのだ。

//雪乃
「やぁ、いやぁぁぁ……」

黒い液体の海にビルや車が飲み込まれていく。

飲み込まれた物の中にはきっと人間もいるのだろう。

私の目の前にはもう地上は見えず、ずっと黒い海の水平線が広がっていた。

//雪乃
「そ、そんな……こんなのっ……やだ、やだよ……」

私は涙を流しながら目の前の光景に怯え続ける。

完全に恐怖に支配された私は、自分では気がつかないうちに失禁までしてしまっていた。

自分の失禁にも気がつかない位に私は地上の様子に絶望していた。

地上は完全に黒い液体に覆われて、まるで嵐の海のように荒れ狂っていた。

この世の地獄という言葉が良く似合う光景だと思った。

ただただ無力感を感じながら、私はその光景を眺めていることしか出来ない。

その間にも液体の水位は上がり続け、荒れ狂った黒い波が私までをも飲み込もうと襲い掛かる。

だけど、完全に恐怖に支配された私は動けない。

//雪乃
「あっ、あっ……やぁ……」

言葉にならない言葉を呟きながら、ずっと立ち尽くしている。

もうあと少しで黒い波が私を飲み込むだろう。

顔に黒い波しぶきがかかる。

あとはもう黒い波に飲み込まれるだけだという間際、私の耳に誰かの言葉が届く。

この世界に自分一人きりだと思っていた私は、慌てて聞こえてくる言葉に耳を澄ます。

声の主は、誰かの名前を何度も何度も呼んでいる。

耳を済ましているうちに、声の主が呼んでいるのは私の名前だと気がつく。

誰だか知らないけれど、こんな世界で誰かが私を呼んでいた。


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聖夜乙女雪乃 終章(2)

//雪乃
「はっ、はぁっ、うっ、くぅっ……」

家について、私はすぐに自分の部屋へと駆け込んでいく。

こんな異常な状態を誰かに見られるわけにはいかない。

ドタドタと乱暴に階段を上がり、私は自分の部屋の扉を勢い良く開けて部屋へと転がり込む。

//雪乃
「な、なにっ……これっ……か、身体っ……ふぁぁっ……お、おかしいっ……くぅ……」

何もしていないというのに、身体の疼きが止まらない。

『な、なんでっ……か、身体っ、あ、熱くてっ……が、我慢っ……で、出来ないっ……』

意識していないのに口からは甘い声が漏れてしまう。

一体私はどうしてしまったのだろうか。

敵の攻撃を疑うけれど、私は敵になど遭遇していない。

だったらこの身体の疼きは一体。

//雪乃
「だ、だめぇっ……な、ないもっ……か、考えられないっ……」

私の意識を気持ち良くなりたいという欲望が押しつぶしていく。

必死に抗おうとするけれど、身体の疼きは益々増していくばかりで、私にはもうどうしようもなかった。

//雪乃
「だ、駄目なのにっ……うぁっ……ひぁぁぁっ……」

自分の部屋を見回して、私は目に入った椅子へとふらふらと近づいていく。

『だ、駄目っ……で、でもっ……もう我慢できない……』

私は椅子に自分の股間をこすり付ける。

//雪乃
「ひゃぁぁぁっ!!」

少しだけ股間をこすりつけただけだというのに、私の身体には電気が走ったかのような衝撃が駆け巡る。

//雪乃
「ふぁぁぁっ……気、気持ちっ……イイッ……な、なんでっ……こ、こんなっ……ふぁぁっ……はぁぁぁっ!!」

自分の身体がこんなに敏感だとは思わなかった。

今までに感じたことのない快楽に、私はここが自分の家だということも忘れて甲高い声を上げてしまう。

//雪乃
「はぁっ、あっ、くぅ……ふぁぁっっ……やぁっ、き、気持ちっ……いいのぉっ……うあぁぁぁっ……ひぁぁぁっ……」

下半身の動きが止まらない。

私は激しく股間を椅子へとこすり続ける。

//雪乃
「うはぁっ……ひっ、ひぃっ……くうっ……うぁぁぁっ……あ、あひっ……うぁぁぁっ!!」

どれだけ股間をこすりつけても疼きが止まらない。

快感を求めて、私は無意識に股間を激しく椅子に押し付けていく。

//雪乃
「うはぁっ……ひぁぁぁっ……や、やぁっ……な、なんでっ……こ、こんなっ……うあぁぁぁ……ひぁぁぁっ!!」

頭が快感で埋め尽くされていく。

激しい快感が脳髄を刺激し、私の股間は自分でもわかるくらいに濡れている。

それがさらに股間の滑りを良くしていき、私はさらなる快感に身体を震わせてしまう。

//雪乃
「ひっ、やぁぁぁっ……あ、やぁっ……やなのにっ、こ、こんなのっ……ふぁぁっ、だ、だめっ……」

股間の疼きはさらに激しくなっていき、私は獣のように悲鳴を上げる。

ゾクゾクとした快感が股間からわき上がっていき、私はついに絶頂へと達してしまった。

//雪乃
「ふぁぁぁぁっ!! あ、あひっ……や、やぁっ……こ、こんなっ……やぁぁぁぁぁぁっ!!」

ビクンビクンと私の身体が椅子の上で痙攣する。

//雪乃
「はぁっ、はぁっ……な、なにこれっ……す、すごいっ……いいっ……はぁっ、はぁっ……」

快感の余韻に浸りながら、私は荒い息を吐く。

一回絶頂に達したというのに、股間の疼きはまだ治まらない。

//雪乃
「な、なんでっ……はぁっ、ま、まだっ……くぅっ……は、はぁ……」

イッたばかりだというのに、私は再び椅子の上で動き始める。

さっきイッたばかりの私の股間は敏感になっていて、少し動くだけで激しい快感を伝えてきた。

//雪乃
「ふぅぅっ……ひぁっ、あっ……はぁっ……くっ、ひぁぁぁっ……や、やぁっ……だ、だめぇっ……き、気持ち、良すぎるよぉっ……」

腰を前後に動かしながら、私は股間を椅子にこすり付けていく。

私の股間から流れ出た愛液で椅子はもうヌルヌルになっている。

それが潤滑油になり、椅子の上で私はさらなる快感に身を悶えさえる。

//雪乃
「うぁぁぁぁっ……あ、あはぁっ……い、イイッ……き、気持ちっ……イイッ……や、だ、だめっ……このままっ……へ、変にっ……うあぁぁっ……」

気がついたら、私はさらなる快感を求めて椅子の上で動きながら自分の指で股間をいじっていた。

パンツの中に手を入れて、自分のクリトリスをつまむ。

それだけで、私の快感は増大されていき私はさらなる快感に悲鳴を上げる。

//雪乃
「ふぁぁぁぁぁっ……ひぁっ……や、やぁっ……き、気持ちっ……よ、良すぎてっ……も、だめぇっ……だめなのぉっ!!」

ビクンと私の身体が震えて、私は再び絶頂に達してしまう。

再びイッたというのに、私は椅子の上で動くことを止めることが出来ない。

私は完全に快感の虜になっていた。

//雪乃
「ひやぁぁぁっ……あ、あひっ……んふぅっ……イイッ……いいのぉっ……あ、はぁぁぁっ……ひんっ……はぁぁぁっ!!」

自分で股間をいじりながら、私は甘い声を上げ続ける。

私が指で股間をいじるたびにグチュグチュと卑猥な音が辺りに響く。

パンツはもうお漏らしをしたかのように、濡れていた。

//雪乃
「ふうんっ……はぁっ、ふぁぁぁっ……あふっ……ひあぁぁっ……やぁっ、なんでっ……こんなっ……ひぁっ……ひゃぁぁぁぁっ!!」

間もおかずに、私はまたしても絶頂へと達してしまう。

何度も何度も絶頂へと達しているというのに、私の股間の疼きはまだ止まらない。

私の意識はさらなる快楽を求めることで一杯だった。

//雪乃
「や、やぁっ……ゆ、指っ……と、止まらないっ……くぅっ……はぁっ、はぁぁぁぁっ……いやぁっ……も、やぁっ……んくっ……うぁぁぁぁっ、やぁぁぁっ!!」

無意識のうちに、私はさらなる快楽を求めるかのように膣内へと指を入れる。

私の膣内は愛液でドロドロで、熱いくらいになっていた。

//雪乃
「ふぁぁぁぁっ……す、すごいっ……あ、あついっ……わ、わらしのなかっ……ふぁぁぁっ……かき回すとっ……イイッ、いいよぉっ……」

自分の膣内を激しくかき回すと痺れるような刺激が一気に脳内へと走る。

頭が真っ白になりそうな快感におぼれながら、私はだらしなく喘ぎまくってしまう。

//雪乃
「ふぁぁぁっ……あ、あふっ……こ、こんなっ……き、気持ちっ……よ、良すぎるっ……ふぁぁぁぁっ……へ、変にっ……もっ、やぁっ……やぁぁぁぁっ……」

もう何度絶頂へといったのかわからない。

それなのに私の身体はまだまだ快感を求めている。

『な、なんでっ……こ、こんなっ……』

自分の身体は一体どうしてしまったというのだろう。

こんなに股間が疼いて、快感を欲したことなど今までにない経験だ。

きっと何かこうなった原因があるはずだ。

だったら、その原因を突き止めればこの状態は終わるかもしれない。

そう思うのだけど、私の思考はそこで停止してしまう。

//雪乃
「ふぁぁぁっ……あっ、あひっ……こ、こんなっ……ふぅうっ……あ、やぁっ……と、止まらないっ……指っ……止まらないよぉっ……ふぁぁぁぁっ!!」

何度も何度も絶頂へと達してしまった私には、もう理性的に考えるだけの力は残っていなかった。

理性は快楽の波によって押し流されてしまい、私は動物のように快楽を求め続ける。

//雪乃
「ふぁぁぁっ……いいよぉっ……気持ちイイッのぉっ……はぁぁぁっ……あ、はぁぁぁっ……んぁっ……ま、またっ……イクッっ……イッちゃうのぉぉぉっ!!」

ビクンッと身体が椅子の上で大きく弓なりになる。

その瞬間、再び私は絶頂へと上り詰めてしまう。

//雪乃
「うぁぁぁっ……ま、またっ……い、イッちゃった……はぁぁっ……で、でもっ……まだっ……も、もっと、もっと気持ちよくっ……ふぁぁぁっ……ひぁぁぁっ……」

身体から力が抜けていく。

さすがに何度も何度も絶頂へと達してしまうと体力もなくなってくる。

それなのに私の身体はまだ快感を求めている。

//雪乃
「や、やぁっ……も、もうっ……だめぇっ……駄目なのにっ……な、なんでっ……こ、こんなにっ……ふぁぁぁっ……あ、あひぁぁぁっ……」

股間の疼きは止まらない。

私はイッたばかりだというのに、再び腰を動かし始める。

もう何が何だかわからない。

私は一体どうしてしまったのだろうか。

身体の変調に不安になるけれど、絶え間なく続く股間の疼きには耐えられない。

『だ、だめっ……だめなのにっ……止まらない、止まらないよぅ……』

//雪乃
「ふぁぁぁぁぁっ!! やぁっ、あっ、あふぅっ……き、気持ちいいっ……やぁっ、やらぁっ……ふぁぁぁっ……くふぅっ……はぁぁぁっ……やぁぁぁっ!!」

四度目の絶頂に襲われて、私は再び身体を痙攣させる。

//雪乃
「はぁぁぁっ……はぁっ、あっ、はぁっ……ふぁぁぁっ……」

絶頂の余韻に犯された私の身体は痙攣が止まらない。

口からは荒い息を吐き、体力はもうつきかけているというのに身体は相変わらず熱い。

そして、股間の疼きも止まらない。

//雪乃
「な、なんでっ……も、やぁっ……む、無理なのにっ……や、やぁっ、こ、腰もっ……指もっ……と、止まらないよぉっ……」

疲れているというのに、私は腰を激しく動かして股間を椅子にこすりつける。

もう何かに操られているとしか思えない。

自分の意思では腰の動きも指の動きも止められない。

それなのに、指は的確に私のクリトリスを撫でまわし、残りの指も膣壁をこすり上げていく。

//雪乃
「ふぁぁぁぁぁぁんっ!! ひぁぁぁっ、やぁぁっ……だめぇっ……は、はげしっ……も、無理っ……無理なのにっ……な、なんでっ……こ、こんなっ……ひぁぁっ!!」

叫び続けて喉が痛い。

身体も汗まみれで、パンツはもう私の愛液を含んでグッショリとしている。

精神もヘトヘトだというのに、呪われているかのように私の腰と指は元気よく勝手に動き回る。

//雪乃
「も、もぅ……ふぁぁっ、あっ、はぁぁっ……だ、だめっ……ひぃっ、はぁぁっ……だ、だれかっ……た、たすけっ……うぁぁぁっ……あ、あひっ……ひぁぁっ……」

悲鳴を上げる私の口からは、だらしなくヨダレが流れ顔を汚す。

私の顔はヨダレや汗や涙でグチャグチャになっていて、前髪もぴったりと額に張り付いている。

もう私の体力はほとんど残ってはいなかった。

//雪乃
「やぁっ、らめぇっ……も、はぁ、はっ……こ、このままじゃっ……き、気持ちよすぎてっ……し、死んじゃうよぅっ……はぁぁっ……やぁぁっ……いいのっ……気持ちっ……いいのぉっ……はぁぁぁぁんっ!!」

頭の中で何かが弾けそうになる。

またしても絶頂が近い。

これ以上イッてしまったら私は壊れてしまうかも知れない。

それなのに、私の指も腰も止まらずに絶頂に向けてさらに激しく動いていく。

//雪乃
「ひやぁぁぁっ……や、やぁっ、き、気持ちっ……いいのぉっ……やぁっ、お、おかしくっ……おかしくなっちゃうっ……ふぁぁぁ、あ、ひあぁぁっ……」

快楽の悲鳴を上げながら、私は迫ってくる快楽の波に恐怖を感じてしまう。

頭でが恐怖を感じているというのに、私の身体は快楽を求めるかのように激しく指を動かし始める。

指で股間をいじりながら、椅子に股間を押し付けてこすりつける。

//雪乃
「やぁぁっ、ゆ、指もっ……こ、腰もっ……と、止まらないっ……止まらないよぉっ……嫌なのにっ……はぁっ……あ、あぁっ、や、やぁ……ふぁぁぁっ」

目の前が真っ白になっていく。

そしてついに、私の身体は五度目の絶頂へと導かれてしまう。

//雪乃
「や、やぁっ……あ、あぁっ……ひ、やぁっ、た、助けっ……あ、あひぃっ……いやぁぁぁぁぁぁっ!!」

絶頂に身体を爆ぜさせながら、私は陸に打ち上げられた魚のように口をパクつかせる。

//雪乃
「うあぁぁぁっ……あ、あひっ……はぁっ、はっ、はぁぁ……あ、あぅっ……ふぅぅっ……」

やっと私の身体から力が抜けていき、私の股間が疼くこともなくなった。

ほっと一息ついたのもつかの間に、私の下腹部が激しい尿意を訴えてきた。

//雪乃
「ひぅっ……あ、あひっ……や、やぁっ……」

私は急いでトイレに行こうと立ち上がろうとする。

だけど、何度も絶頂へと達してしまった身体には力が入らずに身体は小刻みに震えるだけだ。

//雪乃
「や、やだっ……こ、このままだとっ……ひっ、や、やぁっ……そ、そんなのっ……やぁぁ……」

下腹部に力を入れて耐えようとするけれど、疲れきった身体に力は全く入らない。

せめて歩けるようになるまではと、私は必死に尿意を我慢し続けたけれど、もう限界だった。

//雪乃
「や、やだぁ……や、も、だめっ……やぁぁぁぁぁっ!!」

私の股間から生暖かい液体が染み出してくる。

パンツを履いたままでしかも部屋の中だというのに、私はお漏らしをしてしまっていた。

//雪乃
「や、やだぁっ……と、止まらないっ……止まらないよぉっ……いやぁぁぁぁっ!!」

私はお漏らしを止めようとしたけれど、止まらない。

大量の小便が私のパンツを汚し、吸収し切れなかった小便が私の太ももを濡らしていく。

小便はそれだけでは止まらずに私の部屋の床を汚していく。

//雪乃
「ふぁぁぁぁっ……あ、あひっ……やっ、やぁぁぁぁ……あ、はぁぁぁ……」

自分の部屋でお漏らしをしてしまうというありえない現実に私の心が折れる。

//雪乃
「やぁ……な、なんでっ……こ、こんなの……や、やぁ……」

目の前の視界がグニャリと揺れて、私は自分の小便が染み込んだ床へと落下してしまう。

生暖かい小便の感触が私の頬に触れる。

すぐにその場から離れたかったけれど、疲れきってしまっていた私は身動きも出来ずにそのまま意識を失っていったのだった。


posted by -Noel Valkyrie制作委員会- at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 聖夜乙女-雪乃-